XMの取引時間

「XMで取引を始めたいけれど、海外業者なので取引時間がわからない」
「日本時間だと何時まで取引可能なの?」
「銘柄によって取引時間の違いはあるの?」

 

実際、XMの利用者や利用希望者で、そんな疑問を持っている人は多いかと思います。

 

私自身、恥ずかしながらXMで取引を始めた頃は、「サマータイムって何?夏と冬とで取引時間が変わってる!?」と取引時間について知らないことが多かったです...

 

実際にXMでは、金融商品ごとに取引時間に違いがありますし、XMのMT4/MT5サーバー時間はグリニッジ標準時間(GMT)と呼ばれる表示時間で表示されているなど、取引時間に関する注意点がいくつもあります。

 

今回は、それらの特徴や注意点などを中心に解説していきます。

 

 

XMではFXだけでなく、金や銀・天然ガスや日経平均などといった様々な銘柄が取引可能です。

 

FX取引とCFD取引では、取引できる時間帯が違ってくるので十分に取引時間の把握をするようにしましょう

 

また、営業時間内でもメンテナンス等で取引時間が変わる場合もあるので、利用する前に確認しておくことをおススメします。

 

XMの取引時間には夏時間(サマータイム)と冬時間導入がある

XMに関らず、海外FX多くの業者がサマータイムを活用している為、夏場と冬場とで2つの取引時間が存在します。

 

この時間帯を、夏時間(サマータイム)と冬時間と呼ばれ、その名の通り夏季と冬季で入れ替わります。

 

入れ替わることで、月曜日の取引開始時間と土曜日の取引終了時間が変わります。

 

サマータイムってどういう意味?
夏の日照時間が長い時期(3月〜10月)だけ時計を1時間進めて、太陽が出ている明るい時間を有効に活用する目的として、欧米を中心に導入されている制度。省エネルギーなどに効果があると言われている。別名、夏時間。

日本では、あまり馴染みのない言葉ですが、この「サマータイム」は、アメリカ・欧州などで利用されている制度です。

 

夏時間中は、冬時間よりも取引時間や経済指標発表が1時間早まるので、取引の際には注意が必要だという事を頭に入れておいてください。

 

サマータイムが終了するとXMのMT4/MT5の表示時間も1時間後ろにズレて、日本時間との時差は7時間となります。

 

夏時間・冬時間が切り替わるタイミングは国によって異なり、ヨーロッパとアメリカとではサマータイムの実施期間に違いがあるので注意が必要です。

 

XMの夏時間と冬時間の切り替え時期

それでは、XMの場合、夏時間と冬時間の切り替わる時期はいつなのでしょうか？

 

XMの本社所在地であるキプロスでは以下の時期にて切り替えをおこなっています。

 

XMの夏時間（GMT+3）	XMの冬時間（GMT＋2）
3月の最終日曜日 〜 10月の最終日曜日まで   FX通貨ペアの取引時間(日本時間) 月曜日06:05 〜 土曜日 05:50	10月の最終日曜日 〜 3月の最終日曜日まで   FX通貨ペアの取引時間(日本時間) 月曜日07:05 〜 土曜日 06:50

 

この表は、XMのMT4/MT5上にて適用される夏時間・冬時間の切り替え時期であって、実際の各国取引市場の夏時間・冬時間の適用時期とは異なるので、ご注意ください。

 

補足として、細かな切り替わるポイントは以下の通り。

 

夏時間と冬時間の切り替わる日は取引がない日曜日なので、切り替わる瞬間を特に気にする必要はありません。
ただ、切り替わった翌週から取引時間が1時間ズレるので注意して取引をしましょう。

 

FX通貨ペアの取引時間(日本時間)

XMのFX通貨ペアの取引時間は以下の通りです。

通貨ペア	夏時間	冬時間
全通貨ペア (RUB関連を除く)	月曜日 06:05〜 土曜日 05:50	月曜日 07:05〜 土曜日 06:50
RUB関連の通貨ペア (USDRUB / EURRUB)	16:05〜 23:55	17:05〜 翌 0:55

※2022年3月時点

取引時間は平日月曜日〜金曜日の時間。土日は終日休場となります。

 

ただし、USDRUBやEURRUBなどのRUB(ロシアルーブル)に絡む通貨ペアの場合、1日の中で取引できる時間帯が限られているのでご注意ください。

 

また、夏時間(サマータイム)と冬時間とでは取引開始時間と終了時間が違ってくるのもポイントです。

 

FX以外の貴金属・商品・株式指数の取引時間

XMではFX通貨ペア以外の他に貴金属やエネルギー、株価指数などといった商品も取引可能です。
ここでは、それらの商品の取引時間を紹介していきます。

 

また、XMではサーバーメンテナンス時であっても、各商品ごとに取引ができない時間帯があります。
そのメンテナンス時間も同時に記載しておきます。

貴金属の取引時間

XMの貴金属CFDの取引時間は以下の通りです。

商品名(銘柄)	夏時間	冬時間
GOLD(金)	月曜日〜木曜日　07:05〜翌05:55 金曜日　　　　　07:05〜翌05:50	月曜日〜木曜日　08:05〜翌06:55 金曜日　　　　　08:05〜翌06:50
SILVER(銀)
PLAT(パラジウム)	月曜日〜木曜日　06:05〜翌04:55 金曜日　　　　　06:05〜翌05:10	月曜日〜木曜日　07:05〜翌05:55 金曜日　　　　　07:05〜翌06:10
PALL(プラチナ)

貴金属CFDは金曜日の閉場時間が通常よりも早く設定されているため、週末に取引する際はご注意ください。

エネルギーの取引時間

XMのエネルギーCFDの取引時間は以下の通りです。

商品名(銘柄)	夏時間	冬時間
BRENT(ブレンド原油)	月曜日〜木曜日　08:05〜翌05:55 金曜日　　　　　08:05〜翌05:10	月曜日〜木曜日　09:05〜翌06:55 金曜日　　　　　09:05〜翌06:10
GSOIL(ロンドン軽油)
NGAS（天然ガス）	月曜日〜木曜日　06:05〜翌04:55 金曜日　　　　　06:05〜翌05:10	月曜日〜木曜日　07:05〜翌05:55 金曜日　　　　　07:05〜翌06:10
OIL(WTI原油)
OILMn(WTI原油ミニ)

エネルギーCFDは金曜日の閉場時間が通常よりも早く設定されている為、週末に取引する際はご注意ください。

 

コモディティ（商品）の取引時間

XMのコモディティ（商品）CFDの取引時間は以下の通りです。

商品名(銘柄)	夏時間	冬時間
COCOA(ココア)	月曜日〜木曜日　17:50〜翌01:25 金曜日　　　　　17:50〜翌02:25	月曜日〜木曜日　18:50〜翌02:25 金曜日　　　　　18:50〜翌03:25
COFFE(コーヒー)	月曜日〜木曜日　17:20〜翌01:25 金曜日　　　　　17:20〜翌02:25	月曜日〜木曜日　18:20〜翌02:25 金曜日　　　　　18:20〜翌03:25
CORN(コーン)	月曜日〜木曜日　08:05〜20:40 　　　　　　　　　21:35〜翌02:10 金曜日　　　　　08:05〜20:40 　　　　　　　　　21:35〜翌03:10	月曜日〜木曜日　09:05〜21:40 　　　　　　　　　22:35〜翌03:10 金曜日　　　　　09:05〜21:40 　　　　　　　　　22:35〜翌04:10
SBEAN(大豆)
COTTO(コットン)	月曜日〜木曜日　09:05〜翌02:15 金曜日　　　　　09:05〜翌03:15	月曜日〜木曜日　10:20〜翌03:15 金曜日　　　　　10:20〜翌04:25
HGCOP(HGカッパー銅)	月曜日〜木曜日　06:05〜翌04:55 金曜日　　　　　06:05〜翌05:10	月曜日〜木曜日　07:05〜翌05:55 金曜日　　　　　07:05〜翌06:10
SUGAR(砂糖)	月曜日〜木曜日　16:35〜翌00:55 金曜日　　　　　16:35〜翌01:55	月曜日〜木曜日　17:35〜翌01:55 金曜日　　　　　17:35〜翌02:55
WHEAT(小麦)	月曜日〜木曜日　08:05〜20:40 　　　　　　　　21:35〜翌02:10 金曜日　　　　　08:05〜20:40 　　　　　　　　21:35〜翌03:10	月曜日〜木曜日　09:05〜21:40 　　　　　　　　22:35〜翌03:10 金曜日　　　　　09:05〜21:40 　　　　　　　　22:35〜翌04:10

金曜日の閉場時間が通常よりも早く設定されている為、ご注意ください。

 

株式指数の取引時間

XMの株式指数CFDの取引時間は以下の通りです。

取引銘柄	夏時間	冬時間
AUS200(オーストラリア株価指数)	月曜日〜木曜日　06:55〜13:25 　　　　　　　　14:15〜翌03:55 金曜日　　　　　06:55〜13:25 　　　　　　　　14:15〜翌04:10	月曜日〜木曜日　07:55〜14:25 　　　　　　　　15:15〜翌04:55 金曜日　　　　　07:55〜14:25 　　　　　　　　15:15〜翌05:10
EU50(欧州株価指数)	月曜日〜金曜日　15:05〜04:55	月曜日〜金曜日　16:05〜05:55
FRA40(フランス株価指数)
NETH25(AEX指数)
SWI20(スイス株価指数)
GER40(ドイツ株価指数)	月曜日〜木曜日　06:05〜08:00 　　　　　　　　08:15〜翌04:55 金曜日　　　　　06:05〜08:00 　　　　　　　　08:15〜翌05:10	月曜日〜木曜日　07:05〜09:00 　　　　　　　　09:15〜翌05:55 金曜日　　　　　07:05〜09:00 　　　　　　　　09:15〜翌06:10
HK50(香港ハンセン指数)	月曜日〜金曜日　09:20〜11:55 　　　　　　　　13:05〜16:25 　　　　　　　　17:20〜翌00:55	月曜日〜金曜日　08:20〜12:55 　　　　　　　　14:05〜17:25 　　　　　　　　18:20〜翌01:55
IT40(イタリア株価指数)	月曜日〜金曜日　16:05〜翌00:35	月曜日〜金曜日　16:05〜翌00:35
JP255(日経255)	月曜日〜木曜日　06:05〜翌04:55 金曜日　　　　　06:05〜翌05:10 ※04:15〜04:30はメンテナンス	月曜日〜木曜日　07:05〜翌05:55 金曜日　　　　　07:05〜翌06:10 ※05:15〜05:30はメンテナンス
SPAIN35(マドリッド株価指数)	月曜日〜金曜日　16:05〜翌02:55	月曜日〜金曜日　17:05〜翌03:55
UK100(ロンドン株価指数)	月曜日〜木曜日　06:05〜翌04:55 金曜日　　　　　06:05〜翌05:10	月曜日〜木曜日　07:05〜翌05:55 金曜日　　　　　07:05〜翌06:10
US100(ナスダック総合指数)	月曜日〜木曜日　06:05〜翌04:55 金曜日　　　　　06:05〜翌05:50	月曜日〜木曜日　07:05〜翌05:55 金曜日　　　　　07:05〜翌06:50
US30(ダウ平均株価指数)
US50(S&P500)
USDX(米ドル指数)	月曜日〜木曜日　08:05〜翌04:55 金曜日　　　　　08:05〜翌05:10	月曜日〜木曜日　09:05〜翌05:55 金曜日　　　　　09:05〜翌06:10

株式指数CFDには現物・先物が存在しますが、いずれも同じ取引時間となってます。

 

一部銘柄では金曜日の閉場時間が通常よりも早く設定されているので、ご注意ください。

 

MT4で表示されるGMTって何?

XMで実際に取引を始めてみると、MT4に表示されている時間は「GMT＋3」で表示されていると思います。

 

この表示されている時間は、実際の日本時間と違うので戸惑ってしまう方も多いと思います。

 

この時間は、XMの本社があるキプロスに準拠されている為、MT4においてもキプロス時間が採用されているわけです。

 

GMTって何?
GMT(グリニッジ標準時/Greenwich Mean Time)とは、イギリスにあるグリニッジ天文台で観測して導き出された時間のこと。 イギリス時間を基準とした世界標準時間のこと。

 

XMの本社があるキプロスは、イギリスと3時間の時差があるのでXMのMT4では「GMT＋3」と表示されます。

 

補足として、日本の時差はイギリスより9時間進んでいるので、「GMT+9」となるわけです。

 

それぞれの地域の時間をGMTで表示すると以下のようになります。

 

また、XMではサマータイムによる時差の違いも考慮する必要があるので、時期によって違ってくることも頭にいれておきましょう。

 

XMのMT4(キプロス時間)のGMT

日本時間はGMT+9ということは、
夏時間の時期ではMT4の表示時間に+6時間で日本時間になり、
冬時間の時期ではMT4の表示時間に+7時間で日本時間となります。

 

ただ、これをその都度計算するのは面倒ですし、時間もかかります。
そこで、以下に時差の早見表を載せておきますので、時間が知りたくなったら参照してください。

 

【XMのMT4表示時間の日本との時差早見表】

日本時間 GMT+9	0	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11
夏時間 GMT+3	18	19	20	21	22	23	0	1	2	3	4	5
冬時間 GMT+2	17	18	19	20	21	22	23	0	1	2	3	4
日本時間 GMT+9	12	13	14	15	16	17	18	19	20	21	22	23
夏時間 GMT+3	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	16	17
冬時間 GMT+2	5	6	7	8	9	10	11	12	13	14	15	16

 

土日以外でも取引できない日がある

XMに限りませんが、FXの取引日には注意点があります。24時間取引できるのがFXの魅力です。

 

しかし場合によっては、祝日による取引時間の変更や休場が発生することもあるので注意しましょう。

 

基本的に日本の祝日であるゴールデンウィークやお盆休みなどは、土曜日早朝から月曜日早朝の休場時間でなければ、普通に取引を行うことができます。

 

とはいえ、基本的に祝日は銀行や機関投資家の売買がほとんどなくなってしまうので、全体的に取引量は少なくなりがちです。

 

そのため、祝日の取引は相場がいつもと違う動きをするという認識でいた方が良いです。

 

そして特に注意が必要なのが、クリスマスと年末年始の取引時間についてです。

 

クリスマスの日（12/25）は必ず休みになるので、取引ができなくなります。

 

クリスマスイブ（12/24）やその翌日（12/26）でも朝からというわけではなく、日本時間で夕方からスタートとなることが多いで注意です。

 

その代わり、1月1日は平日であれば通常取引が可能なのです。これらの年末年始の取引スケジュールについては、12月頃に発表されるので、必ず確認しておきましょう。

 

参考として2021年ー2022年の年末年始のはどのような営業スケジュールだったのか下記に記載します。

 

項目名１	取引時間（日本時間）	行事イベント
2021 12/24 (金)	25日の 1:50 閉場 （日本語サポート　3：00終了）	クリスマスイブ
12/25(土)	休場	クリスマス
12/26(日)	休場
12/27(月)	通常時間
12/28(火)	通常時間	ボクシングデー
12/29(水)	通常時間
12/30(木)	通常時間
12/31(金)	1日の 1:50 閉場 （日本語サポート　3：00終了）
2022 1/1(土)	休場	ニューイヤーズディ
1/2(日)	休場
1/3(月)	休場
1/4(火)	通常時間

2022年末のスケジュールは公開され次第、こちらで共有いたします。

 

各市場の主要な開場から閉場までの時間は？

XMではFXをはじめとして平日であれば、ほぼ24時間のトレードを行うことができます。

 

取引をするにあたって、抑えておきたいのが各市場の開場から閉場までの時間帯です。

 

各市場の取引時間は以下の通り。

市場名	取引時間（夏時間）
ウェリントン時間（ニュージーランド）	04:00〜12:00
シドニー時間(オーストラリア)	08:00〜16:00
東京時間（日本）	08:45〜16:30
フランクフルト時間（ドイツ）	16:00〜0:00
ロンドン時間（イギリス）	16:30〜0:30
ニューヨーク時間（アメリカ）	21:00〜05:00

各市場が開いた時間でその市場が取り扱っている通貨ペアが変動しやすくなります。(ニューヨーク時間ならアメリカドル、日本なら円などが絡んだ通貨ペア)

 

ニューヨーク市場では、ドル円やユーロドルなどドルを中心とした通貨ペアが活発に取引されるようになります。

 

主な理由として、その市場で取引されている取引量がロンドンやニューヨークが最も多いためです。

 

また、22時辺りは重要な経済指標が発表されやすい時間なので、レートが急激に動くことが多いので注意したい時間帯です。

 

他にも、ロンドン時間が閉場する夜中の0時付近は、大口の顧客が取引を行う場合が多いので、この時間帯も急激に変動しやすいので注意が必要です。

ここまでXMの取引時間について解説してきました。

 

最後にポイントとなる情報をまとめて終わりにしたいと思います。

他にも祝日やサマータイムにより取引時間の変更がある場合は、XM公式サイトのお知らせページから発表されます。

 

銘柄ごとにも細かな違いがあるので、自分が取引する銘柄は特によく確認してから取引をするようお願いします。

 

XMの取引時間をしっかり把握して、より良い資産形成をしていきましょう。