XMで複数口座開設して運用したい!複数口座のメリット
XMでは1つのアカウントで、最大8個の複数口座を開設することができます。口座をすでに1つ保有していて、追加で口座を開設する際は、改めて本人確認書類の提出などの必要もないので、簡単に複数の口座を所持することができます。
複数の口座を保有すると、用途ごとに使い分けることができトレードの幅も広がりますが、あらかじめルールを知っておかないと損をする場合があります。
今回は、XMで追加口座を開設するメリットについて詳しく解説していくと共に、口座を追加した時の注意点についても紹介していきます。
XMの複数口座(追加口座)とは何?
XM複数口座の特徴 | |
---|---|
最大口座数 | 8個 |
口座開設ボーナス | なし |
入金ボーナス | あり |
XMでは最大8個までの口座が保有可能
XMでは1つのアカウントで、最大8個の複数口座を開設することができます。
追加で口座を開設する時は、既に口座を1つ保有している状態なので、開設するのも解約するのも簡単で即時反映されます。
ただし追加口座開設時は、最初の口座と同じ個人情報を登録する必要があります。
1つのアカウントで複数の口座が管理可能
追加で登録された口座は簡単に管理可能。
1つのアカウントで管理可能なので、会員ページにログインするだけで入金・出金や資金振替などができるため、わざわざアカウントを切り替える必要がありません。
XMで複数口座を保有するメリット
XMで複数の口座を持つことによって、以下のようなメリットが生まれます。
- 3種類の口座タイプが使い分けが可能
- レバレッジの使い分けができる
- 指標発表や窓開けトレードなどの勝負ができる
- ロイヤルティステータスが上げやすくなる
- 2種類の取引ツールであるMT4とMT5が使い分けられる
- 自動売買(EA)の検証がしやすい
ここからは複数口座(追加口座)を保有するメリットについて詳しく解説していきます。
3種類の口座タイプが使い分けが可能
XMでは3種類の口座タイプが利用できます。
口座タイプ | 使用例 |
---|---|
スタンダード口座 | デイトレード or スイングトレード |
マイクロ口座 | トレードの練習 or ロイヤルティステータス狙い or リスク回避 |
XM Zero口座 | スキャルピングトレード |
口座タイプは1度開設すると、開設後に変更できませんが、追加口座を作ることで異なる口座タイプを利用できるようになります。
スタンダード口座は、スプレッドが広く約定力も低くなっていますが、入金ボーナスとXMポイントでスプレッドの広さをカバーできます。
デイトレードやスイングトレードを目的としたトレードであれば決済時に余裕があるので、あまり気にする必要がないと思います。
マイクロ口座は、小さい取引数量でトレードができるので、他の口座と比べ損失を抑えつつトレードが可能なので、「トレードの練習」「ロイヤルティステータス狙い」「リスク回避」としてのトレードに向いています。
1ロットあたりの取引数量が小さいので利益が出しにくいデメリットがあるので、練習のための口座と割り切って利用することをおススメします。
XM Zero口座は、スプレッドが狭く約定力が高いので、短い時間で何回も取引を行なうスキャルピングトレードに向いています。しかし、XM Zero口座は入金ボーナスやXMポイントがもらえない口座なので、約定力を重視しない中長期での取引には向いていません。
スタンダード口座とマイクロ口座は888倍、XM Zero口座は500倍と最大レバレッジが異なっているのでご注意ください。
3種類の口座の特徴は下記の記事でより詳しく解説しておりますので、気になる方はそちらも併せてご覧ください。
XMで取引をするなら、最大レバレッジ888倍でボーナスやXMポイントを貯めて活用することのできるスタンダード口座を開設することをおすすめしています。
レバレッジの使い分けができる
複数の口座を持つことで、「Aの口座ではレバレッジ200倍以上の取引」「Bの口座ではレバレッジ200倍未満の取引」といったように、口座ごとにレバレッジを使い分けての取引が可能になります。
XMの魅力の1つでもある最大レバレッジ888倍での取引は、少ない資金で大きな利益を出せることが可能になります。しかし、その分リスクも高くなるため、大きな損失を出してしまう可能性も同時にあります。
そこで複数の口座があれば、「ハイレバレッジで大きな利益を狙う口座」や「レバレッジを低くして手堅く利益を積み重ねる口座」といった具合に口座別でうまく使い分ければ、利益を失うリスクを軽減させながらの取引をすることが可能になります。
指標発表や窓開けトレードなどの勝負ができる
複数口座を持つことで、取引の幅が広がり様々な相場で勝負がしやすくなります。たとえば、雇用統計や消費者物価指数などの経済指標が発表されると値が大きく動くと予想される場面で取引をする場合、ポジションを保有するのに必要な証拠金だけを残し、別の口座に余剰資金を移せば、取引口座で損失が発生しても最小限に抑えることができます。
週末にポジションを持ち越す場合にも、余剰資金を別口座に移しておくことで、予想外の損失を抑えることもできます。
注意点としてこのような場面(経済指標トレードや窓開けを狙ったトレード)で取引をする場合は、ハイレバレッジでの取引はしないでください。
XMでは、経済指標トレードや窓開けを狙ったトレード自体禁止されている訳ではありませんが、ハイレバレッジを利用した経済指標トレード・窓開けトレードを繰り返すとゼロカットシステムを悪用したトレードと判断されてしまい、口座凍結や最悪の場合XMで2度と取引ができなくなる恐れがあるからです。
XMの口座凍結にされる条件について知りたい方は、下記の記事にて詳しく解説しておりますので、併せてご覧ください。
ロイヤルティステータスが上げやすくなる
XMでは、1つのアカウントに対してロイヤルティステータスが反映されているので、追加口座の1つにマイクロ口座を開設すれば「最小限のリスク」でランクアップが可能です。
「ロイヤルティ・プログラム」には、ロイヤルティステータスと呼ばれている4段階のランクがあり、ランクアップするごとに1回の取引で得られるXMポイントの値が多くなる制度の事で、XMが海外FX業者の中でも人気となっている理由の1つです。
このステータスをランクアップさせるには、「1日1回、10分以上の取引(ポジション保有)をする」という条件をクリアしなければなりません。
スタンダード口座で、ステータスを上げる目的で取引をするのはリスクが高くなりがちですが、サブ口座としてマイクロ口座を開設し、0.01ロットで毎日取引を続ければ、最速で最高ランクまで到達できますし、損失を出したとしても最小限に抑えられます。
最高ランクのステータスである「ELITE」に到達するには100日以上の取引をすることが条件ですが、「取引をする口座」「ステータスを上げる口座」と分けて取引すれば簡単にランクアップできます。
「ELITE」までランクアップできたら、スタンダード口座で取引をすればXMポイントも多くもらえるようになるので、それだけでも取引する意欲が増しますよ。
2種類の取引ツールであるMT4とMT5が使い分けられる
XMでは、2種類の取引ツール「MT4」と「MT5」が利用できますが、1つの口座にどちらかしか選択することができず、1度決めると変更ができません。
なので、両方を使用してみたい場合は、複数口座を保有することでMT4とMT5を同時に使えるようにすれば、どちらも試すことができます。
<MT4/MT5の比較>
MT4 | XT5 | |
---|---|---|
EA(自動売買ツール)の種類 | 豊富 | 少ない |
動作スピード | 速い | かなり速い |
インジケーター数(標準搭載) | 30種類 | 38種類 |
時間足 | 9種類 | 21種類 |
描画ツール | 31種類 | 44種類 |
気配値(表示数) | 2種類 | 4種類 |
カスタムインジケーター数 | 豊富 | 少ない |
アップデートの頻度 | ほとんど無し | 定期的に更新 |
対応業者 | 多い | 少ない |
MT5はMT4に比べて約定力が高いという強みがあります。今までMT4しか利用してこなかった方はこの機会に口座を追加して、MT5を使ってみるのも良いかもしれません。もしかしたら、自分に合っているかもしれないので試してみる価値はあると思います。
自動売買(EA)の検証がしやすい
自動売買は、取引をする上で非常に頼もしいツールではありますが、基本的に過去のチャートを参考に予測しているため、相場が不安定になるとロスカットになりやすいデメリットがあります。
裁量取引と併用して相場を見ながら取引をしていれば、一時的に自動売買を停止することができますが、自動売買を取り入れている時はチャートを見なくなることが多くなりがちなので、損失を出す可能性が高くなる場合があります。
一般的に、自動売買は利益を出せるツールを探し当てるのが難しいといわれています。ツールを導入しても利益を出せるかどうかは実際に使ってみないと分かりませんし、その為には比較検証を確実にやらなくてはいけません。
しかし、比較検証をする際、口座が1つの状態で他の自動売買ツールや裁量取引を行ってしまうと、ツールの検証ができなくなってしまいます。
複数の口座があれば、「裁量取引用」「自動売買用」と分けることができ、複数の自動売買を同時に検証することも可能になります。
複数口座(追加口座)の開設方法
XMで複数の口座を開設する前に知っておいてほしいポイントは以下の通り。
XMの複数口座のポイント
・1つのアカウントで最大8個の複数口座が保有可能
・追加口座を開設する時は、初回のような手続きは不要になる(約2分で開設可能)
それでは、各ポイントを踏まえて実際に追加口座の開設手順を紹介していきます。
複数口座は最大8個まで保有可能
XMで追加口座を開設する際、初回開設時のような個人情報の入力や身分証明書の提出などといった手続きが不要になります。
また、追加口座の開設手数料も特になく無料で開設することができ、1アカウントで最大8個の複数口座が保有可能になります。
XMの複数の口座を開設する手順
複数の口座を開設する手順は以下の通り。
1.会員ページにログイン
2.「追加口座を開設する」をクリック
1.新しく解説したい口座のプラットフォームや口座タイプなど必要事項を入力
2.新規パスワードを設定
パスワードは8文字以上で大文字と数字を含んだものを入力してください
1.利用規約に同意し、チェックマークをつける
2.「リアル口座開設」をクリック
その後、、登録しているメールアドレス宛に「XMTradingへようこそ」と書かれた口座情報に関するメールが届くので必ず確認してください。
これで、追加口座が無事に開設できたと思われます。追加された口座はすぐに利用する事ができます。
XMで複数口座(追加口座)を開設する際に注意すべきこと
XMで複数口座を開設する際に、以下の注意点があります。
複数口座の注意点
・休眠口座になると口座維持費がかかる(口座ごとで発生)
・入金ボーナスは口座ごとではない
・ボーナスだけの資金振替は不可
・複数口座間の両建ては禁止
・複数口座の残高合計でレバレッジ規制の対象になる
休眠時は口座維持費用は口座ごとに発生
XMでは1つの口座で取引・入金・出金が1度もないまま90日以上経過すると、その口座は休眠(凍結)口座となってしまいます。休眠口座には毎月5ドルの口座維持費用が発生し、複数の口座が休眠となった場合、休眠口座の数だけ口座維持費用を支払わなければなりません。
口座の数が多くなるとその分、管理するのも容易でなくなってしまう為、気付いたら休眠口座になっていたという可能性も少なくありません。
また休眠口座に切り替わった場合、その口座に付与されたボーナスやXMポイントはすべて消失されます。
複数の口座を保有するときは、自分で管理可能な数まで開設するのが望ましいです。
もし、管理しきれなくなった時は、休眠口座に切り替わる前に口座解約することをおすすめします。
口座解約の手順や詳しい解説は下記の記事をご覧ください。
入金ボーナスは口座ごとではない
XMの入金ボーナスは最大50万円まで貰うことができます。
しかし、勘違いされやすいのが、この入金ボーナスは口座ごとではなくアカウントごとで換算されるということです。
具体的には、入金ボーナスをそれぞれの口座で下のように受け取ることが可能です。
口座 | 入金ボーナス |
---|---|
口座A | 20万 |
口座B | 25万 |
口座C | 5万 |
全体で50万円に達した場合、それ以降入金ボーナスは付与されなくなります。
もし口座Aに入金ボーナスの最大額である50万円を既に受け取っていた場合、その後に開設した口座Bや口座Cに入金したとしても、入金ボーナスは付与されません。
ボーナスだけの資金振替はできない
複数の口座を持てば、口座間で資金振替することが可能になります。しかし、クレジットボーナスだけを他の口座に移動することはできません。
口座間で資金移動をした際に、その金額の割合に応じてボーナスも自動で移動先の口座に反映される仕組みとなっているからです。
複数口座を使った両建て取引は禁止
複数の口座を保有する際に最も注意が必要なのが、複数の口座を使った両建て行為です。
XMでは1つの口座内での両建て行為は承認されていますが、複数口座の間での意図的な両建ては禁止されています。
具体例として、A口座でユーロドルに対して買い注文すると同時に、B口座でユーロドルを対象に売り注文するといった取引行為です。
もし同一口座以外(複数口座間)での両建て取引や他のFX業者の口座を使った両建て取引を故意に行なっていることが発覚した場合、利益の没収や口座凍結される可能性があるので、十分注意してください。
複数口座の残高合計でレバレッジ規制の対象になる
XMでは口座残高(有効証拠金)が一定額を超えた場合、レバレッジに制限がかけられます。
口座残高によるレバレッジ制限は、口座単位ではなくアカウント単位で管理されているので、複数口座を持っていて、口座残高の合計がこの一定額を超えた場合でもレバレッジ制限がかけられるのでご注意ください。
有効証拠金の残高に対するレバレッジ制限の倍率は以下の通りです。
【スタンダード口座/マイクロ口座】
有効証拠金残高 | レバレッジ |
---|---|
2万ドル(約200万円)未満 | 888倍 |
2万ドル(約200万円)以上 | 200倍 |
10万ドル(約1,000万円)以上 | 100倍 |
【XM Zero口座】
有効証拠金残高 | レバレッジ |
---|---|
2万ドル(約200万円)未満 | 500倍 |
2万ドル(約200万円)以上 | 200倍 |
10万ドル(約1,000万円)以上 | 100倍 |
もし口座残高によるレバレッジ制限がかけられたとしても、出金して残高を調整すれば制限は解除できるのでご安心ください。
常に高いレバレッジで取引をしたい場合は、他の口座の合計残高も把握し、こまめに出金するなどをして調整することをおすすめします。
XMのレバレッジやレバレッジ制限について詳しく知りたい方は、以下の記事を併せてご覧ください。
XMで複数口座を使う際、知っておきたいボーナスのルール
XMで複数の口座を使う際、ボーナスの取り扱いには以下のようなルールがあります。
- 口座間で資金移動した際、移動資金の割合に応じてボーナスも移動される
- XM Zero口座に資金移動した場合、XM Zero口座側のボーナスは消滅
- 追加口座を開設した際、口座開設ボーナスは支給されない
口座間の資金移動時はボーナスも移動される
複数の口座を保有していると、口座間での資金移動ができるようになりますが、いくつかの注意点があります。
ポジションを保有している状態で資金振替をする場合、証拠金維持率が150%を超えている状態でなければ、資金振替ができないのでご注意ください。
また、口座間での資金振替の際に移動した金額の割合に応じて、同等のボーナスも移動先の口座に移動されます。
では以下の条件で資金移動した場合、ボーナスはどのように移動されるのか解説します。
A口座の状況 | |
---|---|
口座残高 | 20万円 |
クレジットボーナス | 10万円 |
B口座に10万円(50%)の資金移動した場合
A口座 = 口座残高10万円 + クレジットボーナス5万円
B口座 = 口座残高10万円 + クレジットボーナス5万円
B口座に16万円(80%)の資金移動した場合
A口座 = 口座残高4万円 + クレジットボーナス2万円
B口座 = 口座残高16万円 + クレジットボーナス8万円
このような感じでクレジットボーナスも自動的に移動されてしまいます。
また資金振替先がボーナス対象外の口座であれば、移動した資金の割合に応じてボーナスが消滅するのでご注意ください。
XM Zero口座に資金移動した場合、ボーナスが消滅する
口座間の資金移動を行うと、移動した資金の割合に応じてボーナスも同時に移動されると説明してきました。
しかし、移動先の口座がXM Zero口座だった場合に限っては、Zero口座側に移動したボーナスは全て消えてしまうので注意が必要です。
元々、XM Zero口座はボーナスを利用できない口座タイプとなっているので、Zero口座に移動した時点でクレジットボーナスが消滅してしまい、消滅したポイントも復活しないのでご注意ください。
なので、Zero口座に資金移動する際は、移動元の口座にボーナスがないことを確認してから資金移動するようにしてください。
Zero口座以外にも、口座開設時に「ボーナスを受け取らない」と選択した口座に資金を移動した場合も同様に、ボーナスが消滅するのでご注意ください。
口座開設ボーナスはつかない
追加で開設された口座は、口座開設ボーナスを受け取ることができません。
口座開設ボーナスは、1人1回までのボーナスなので追加で口座を開設した場合は、このボーナスは適用されません。
新規口座であれば口座開設ボーナスを受け取ることが可能なので、まだXMで口座開設をしていない方はこの機会に開設してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ここまでXMの複数口座・追加口座について解説してきました。
最後にポイントとなる情報をまとめて終わりにしたいと思います。
- 1つのアカウントで最大8個の複数口座が保有可能
- 3種類の口座タイプが使い分けが可能
- 2種類の取引ツールであるMT4とMT5が使い分けられる
- 自動売買(EA)の検証がしやすい
- 複数口座は自分が管理可能な数だけ開設するのが望ましい
- 休眠口座になると口座維持費がかかる(口座ごとで発生)
複数の口座を開設することで、リスク回避であったり、検証用に使い分けたりといった具合に取引の幅を広げることができるようになります。
また口座タイプや取引プラットフォームを使い分けることで、FXの経験値を多く積めるでしょう。
しかし口座を多く保有しすぎると、口座休眠・凍結などのリスクが高くなり場合によっては損する可能性もあります。自分が管理可能な範囲で、追加口座を開設するのが望ましいです。
その辺は、実際に複数の口座を保有し管理してみないと分からないと思いますが、複数口座を持つこと自体はおすすめです。
XMで複数口座を使い分け、より良い資産形成をしていきましょう。